一物全体(いちぶつぜんたい)って何?

一物全体(いちぶつぜんたい)とは、ありのままの姿で分割されていない状態のことを言います。

食養で使われることが多い用語で、食材を丸ごと使用するという意味で使われれています。

穀物を精白しないこと、野菜の皮をむかずに使うことや、根菜でも葉を用いること、小さい魚を丸ごと食べること等を指しています。

古くから日本では、この考え方はありました。

生物が生きているというのは、丸ごと全体で様々なバランスが取れているということであり、そのバランスのまま人体に摂取することが人体内のバランスを取るのにも望ましいと 考えられていたんです。


■ 近代

物事を分断・分析していく近代科学に対する反省として、「全体は部分の総和ではない」ということがいわれるようになりました。

つまり「全体」は、「全体」としてあるとき、部分の総和を上回る特別な働きをするのです。

食べ物についても、同じことがいえるはずです。一物全体とは、「一つのものを丸ごと食べる」という意味です。

一つのまとまりのあるもの(種子、実、葉、根など)は、いろいろな面でバランスがとれている上に、まとまっていることによる、何か特別の働きが期待できます。


特に種子や実は、そのまま次の世代を生み出せるほどですから、バランスのよい、生命力に満ちた食べ物といえるでしょう。


■ ミクロ

ミクロな観点から見ても、穀物の皮や胚、野菜の皮には、それ以外のところには入っていないビタミンやミネラルが含まれています。


また皮や芯など堅い部分は、以前は消化に悪い、栄養があまりないとされていましたが、近年になって、食物繊維(ダイエタリー・ファイバー)が豊富なため、腸の健康に役立つことがわかってきました。


きっといろいろな食べ物の「全体」は、栄養学でもまだわからない、タメになる働きをしてくれているに違いありません。


そういうわけで、なるべく何でも丸ごと食べたほうがいいと考えられます。


■ 現実

といっても、米ならモミごと食べろといっているわけではなくて、現実的に可能な範囲で、玄米や胚芽米で食べましょうということです。


穀物は、できるかぎり精白しないほうがいいでしょう。


葉菜なら芯や根っこも工夫して食べるようにしたいし、根菜はよく洗い、皮をむかずに調理しましょう。

葉つきの根菜が手に入るときは、葉も無駄にしないようにしたいもの。


保存をするときにも、なるべく皮つき・根つき・(根菜なら)葉つきの、「全体」に近い形のほうが持ちがいいことはお気づきですよね。


魚なども、小さなものは丸ごと食べてしまいましょう。





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